機種選択ガイド
・弊社のクロック製品は、ご利用のオーディオ機器、視聴環境、およびご予算に応じて柔軟に選択いただけるよう設計されています。
★2026年2月に、ほぼ全製品をリニューアルいたしましたので詳細にご案内いたします。
●Signatureシリーズ、Plusシリーズの進化ポイント
●OPグレードについて
●クロック製品毎の違いと特徴、選び方
●電源の選び方
●接続するオーディオ機器毎のグレード選択のアドバイス
●設置方法について
外部10MHzのクロックの実際の効果については、【ユーザー様の声】がご参考になります。
Signatureシリーズ、Plusシリーズの進化ポイント
2026年、さらなる高音質化と性能向上を目的として、以下の新技術・改良を採用しています。
・Signatureシリーズには、今回より最上位専用仕様の新品のOCXOを採用
・主回路電源部において、LT3045の並列数を増強し、従来比で大幅な低ノイズ化を実現
Signature・OPxxPlus: 6基並列(0.33uV_rms)、Palladium+: 4基並列(0.4uV_rms)
・75Ω出力回路をRマッチング方式からL-Network方式へ刷新し、より純度の高い信号出力を実現
・出力レベル切換機能を装備( HIGH / LOW )で更なる高音質化を実現 ※Palladium+を除く
・一部主要パーツを上位グレード品へ変更し、さらなる音質向上を追求。
これらの改良により、従来製品を凌駕する、ワンランク上の性能と音質を実現しています。
OPグレードについて(重要ポイント)
・弊社の10MHzクロックには、クロック信号そのものの性能を示す独自指標として「OPグレード」を設定しております。OP04からOP23までの幅広いグレードが存在し、数値が高いほど位相雑音や短期安定度などの特性が向上します。このOPグレードは全シリーズ共通の基準であり、同一グレードであればシリーズが異なってもクロック性能は同等です。
例)「Palladium+ OP19」と「OP19+(Plus)」は、同一のクロック特性を持ちます。
・OPグレードが示す性能の目安として、OP04であっても多くのハイエンド機器に内蔵されているクロックを上回る性能を有しています。OP13以上では、ほとんどのシステムにおいて外部クロック導入による音質改善を明確にご体感いただけます。最高位のOP23グレードは、2026年5月現在、オーディオ用途の10MHzクロックとして世界最高水準の特性を有しています。
・聴感上の違いは、一般的にOPグレード差が「2以上」で明確に認識される傾向があります。例えばOP10とOP13を比較した場合、初めて明確な差異として感じられるケースが多くなります。
一方で、測定上はすべてのOPグレード間において確実に性能差が存在します。そのため、ご予算の範囲内で可能な限り高いOPグレードをお選びいただくことを推奨いたします。
・各OPグレードの具体的な特性値(位相雑音・周波数安定度など)は、各製品ページにて個別に掲載しております。また、選択可能なOPグレードの範囲は機種ごとに異なりますので、ご予算および用途に応じて総合的にご検討ください。(なお、聴感に関する記述は弊社試聴環境における評価に基づくものです。)
・さらに、最新モデルではOPグレードで示される基本性能に加え、電源回路や内部構成の最適化など、測定値には直接現れにくい改良も施されています。そのため、同一OPグレードであっても従来製品と比較して、音質面でのさらなる向上が期待できます。
※OPグレードは、シリーズによって「OPxxA」と表記される場合がありますが、いずれも同一の基準を示すものです。
クロック製品の違いと特徴、選び方
弊社のクロック本体の製品は、シャーシ構造や出力数によってシリーズが分かれています。
また、新シリーズ(4ch/6ch)では、内蔵AC電源の有無の選択できるようになりました。
Signatureシリーズ OP23〜OP20 4ch/6ch出力


さらに6chシリーズでは、弊社製品中最大の筐体容量を活かし、卓越した防振性能を実現。クロックの安定動作に最適な環境を構築しています。
また本新シリーズでは、新開発のACトランス用防磁・防振BOXを採用。内蔵AC電源でありながら、外部DC電源と遜色のない高純度電源環境を実現しました。
本機は4系統/6系統の出力を備え、複数の外部クロック対応機器へダイレクト接続が可能です。1台でシステム全体の10MHzクロック同期を高精度に統合できます。
今後、外部10MHz同期対応機器のさらなる普及が見込まれる中、複数機器へ高精度クロックを安定供給できる本シリーズは、極めて有効な選択肢となります。
Signatureシリーズ OP23〜OP20 2CH出力

システムの中核となるマスタークロックとして、ワンランク上の音質を求める方に最適な一台です。その導入により、従来とは一線を画す音の純度と静寂性をご体感いただけます。
OPxxPlusシリーズ OP19〜OP16 2/4CH出力
Signatureシリーズと同等の筐体・回路を備え、OPグレードのみ選別されたOP19〜OP16のOCXOユニットを搭載した、質実剛健シリーズとなります。

Palladium+シリーズ OP19〜OP04 単出力

1出力のため、複数の出力が必要な場合は、高精度分配器を使用することで、さらに多くのデバイスへの接続が可能になります。
専用の外部DC電源として同サイズ筐体のLTPW06をご用意しています。OP13程度までであれば、トランス内蔵型のACアダプター(CYB-AD02 3300円)を使用して、予算を出来るだけOPグレードの高い製品を選択すればコストパフォーマンスが高くなります。
電源の選び方
・弊社のクロック製品は、AC電源内蔵タイプ(4ch/6ch)と、外部DC電源専用タイプに分かります。専用外部DC電源として、筐体サイズに合わせてLTPW03(P)とLTPW06をご用意しております。
・LTPW03とLTPW06は、筐体サイズと電源本体からのDC出力コネクター形状が異なるだけで、使用パーツも含め性能・特性は全く同一です。製品のシリーズのデザインによって、外部DC電源を合わせる事を推奨しますが、設置状況によっては、異なるデザインの電源製品の選択も問題ありません。
・AC電源内臓タイプ(4ch/6ch)の機種は、LTPW03/LTPW06と全く同等の使用パーツと回路の電源を搭載し、さらに極微量のトランスからの電磁波を遮断する新開発の防磁トランスBOXの採用で、外部DC電源と遜色ない特性を発揮します。設置がコンパクトになる利点があります。
・OP13以下のグレードでしたら、トランス内蔵型のACアダプター(CYB-AD02 3300円)を導入して、予算を出来るだけOPグレードの高い方に割り振る方がコストパフォーマンスが高くなります。
・一般的なスイッチングタイプの電源は、スパイクノイズをDC側やAC側に漏洩して音質に対する悪影響が大きいのでオーディオ的には好ましくありません。
・また、他社製品では、IFI iPOWER ELITE(15V)やHYPSOS等でユーザー様から良い評価を得ています。弊社製品の仕様(13.5V-17V 1A以上)で、お好みのリニア電源でのご使用も可能です。
接続するオーディオ機器毎のグレード選択のアドバイス
お問い合わせの多いオーディオ機器について個別にまとめました。
MUTEC MC3+USB
この製品は、外部10MHzのクロックの効果を非常に発揮する機種の1つです。同メーカーでもREF10やSE120の純正の外部クロックを発売しているように、最高精度の外部クロックでもその効果を限界なく享受いただけます。お勧めする弊社のクロックのグレードは、OP04〜OP23となり、予算に応じて相応の効果が得られます。
ESOTERIC、TEAC製品
純正の高精度10MHzクロックが同社から提供されていることが示すように、この製品は外部10MHzクロックの利点を最大化するために設計されています。OP04からOP23までの幅広いグレード範囲にわたって、その効果を限界なく享受することが可能です。同社のフラッグシップモデルであるGrandiosoシリーズをお使いのユーザー様からは、弊社のOP23AやOP21A、OP20Aを使用した際の高い満足度と顕著な結果が報告されています。
SOtM製品
sNH-10Gs、MS-200ultra,tX-USBultraの製品のユーザ様が多いです。外部10MHzクロックの効果を非常に得る事ができますが、効果を明確に得るためにOP15グレード以上の製品を推奨します。外部10MHzを接続したsNH-10Gsを、複数デージーチェーン接続する方法も非常に効果的に作用します。SOtM社でも外部クロックをCLK-OCX10(約60万)で発売されています。
GUSTARD製品
同社の製品は、弊社クロックユーザー様がとても多く好評価をいただいております。外部クロックの効果をOP04からOP20グレード辺りまで十分に発揮できます。DACには、より明確な効果を感じるためにOP13以上を推奨します。
SOULNOTE製品
同社製品の特徴として、外部10MHzクロック信号をDirect Digital Synthesizer(DDS)を用いてDAC向けのクロック信号に変換している点にあります。この方法は、PLL(Phase Locked Loop)を使用したクロック生成方式と比較して、外部10MHzクロックの精度を大幅に保持しながら利用することを可能にします。その結果、OP04からOP23に至るまでの全グレード範囲で、その特性を直接的に、かつ最大限に発揮することが期待されます。
番外編 ネットワーク音源が入力可能なDAC製品について
最近の製品では、特にネットワーク音源を扱うDAC製品において、外部10MHzクロックの効果が以前の機種に比べてやや控えめであると感じられる場合があります。これは、ネットワーク音源が44.1KHz系と48KHz系の混在により、音源の切り替え時に内部PLL(位相同期ループ)のロック時間を短くするためにPLLの帯域幅を調整しているためと考えられます。その結果、ネットワーク音源を利用する際には、外部10MHz入力を持つHUB(例:SOtM sNH-10G、GUSTARD N18pro等)や外部10MHz入力が可能なネットワークサーバーと合わせての使用が推奨され、これにより外部クロックの効果をより実感できるようになります。設置方法について
クロック本体は、振動や電磁波に敏感に影響を受けます。そのため、音圧や機械的な振動が出来るだけ無い床面に設置して下さい。また、クロック本体と電源の縦積は、出来るだけ避けて下さい。
弊社では、研究・開発のために自社内に試聴室を設け、ハイエンドオーディオからデスクトップオーディオまで、幅広い種類のオーディオ機器における、弊社製品の10MHz外部クロックの効果を検証しています。



